アニラオはマニラから車で南へ150km、約3時間。大阪市内からドアtoドアで12時間ほどで行くことができ、海外ではセブの次に短時間で行けるダイビングスポットです。コロナ前は値段も安くフィリピンは手軽に行ける所だったんですが、最近は日本と物価が変わらなくなってきているのが残念ですね。
今回はフィリピン航空を利用して4泊5日で行ってきました。
今回のホテルはショップ併設の部屋。昼にシャワーできるし、朝もゆっくり、快適に過ごすことができます。
3日間通してずっと曇り空だったのが残念。気温も20℃台前半で半袖で肌寒いくらいの気候でした。
1st.Day Sombrero~Koara~Mato
1本目はSombreroというポイント。スペイン語で帽子という意味があるらしく、そのような形をした島の近くで潜ります。アニラオで一番有名なポイントみたいですね。
全体的にサンゴ礁がメインの綺麗なポイントでした。
まずはウミウシから。ここアニラオではどのポイントに行っても変わったウミウシが必ずいます。
このエビがこのポイントのメインターゲットみたいです。
このカニも前回もここでしか見ていないので、このポイントの名物かも?
2本目はKoaraというポイントです。近くにユーカリの木があるからの命名らしく。
30cmくらいある大型のカエルアンコウです。
カエルウオの仲間ですかね。サンゴの穴の中にたくさんいました。この手の魚は穴から顔を出すタイミングに合わせて撮るのに苦労するのですが、ここではたくさんいるので撮り放題です。
ウミウシも色々と。
3本目ははMatoというカエルアンコウで有名なポイントです。流れがなく水が濁って藻の生えた単なるゴロタ浜なんですが、前回来た時は色んな生物がいました。が、今回は数か月前に発生した土砂崩れの影響からか、ウミウシ以外ほとんど見当たりませんでした。
どれも小っちゃいんです。肉眼ではどっちが頭か識別できません。。
ゴミのようにしか見えませんでしたが、ガイドに言われるまま写真を撮りました。後でスマホで見てもよくわからず、家に帰ってディスプレイで見てようやくエビだとわかりました。透明のハサミ、わかりますか?
2nd.Day HaidiePoint~TwinRocks~Vivere~Dakieda
2日目も風が強く曇っています。時折雨も降る天気です。
まずはHaidiePointから。ここは砂地メインのポイントになります。
ガイドが落ちているビンを覗いては指をさします。
ビンや貝殻などにニジンベニハゼが住み着いています。
セミホウボウを追っかけていくと羽根を広げて逃げていきました。
名前わかりません。。綺麗な色をしてます。
砂の上にポツンポツンとカエルアンコウが数匹いました。砂地にこの色は目立ちます。
小さなエビ?ですかね。ヤドカリの仲間かな?
そしてウミウシ類は色々と。。下のは10cmほどある巨大サイズです。
2本目はTwinRocksです。サンゴと砂地が混在したポイントです。
パソコンで見ても何かわかりません。虫にしか見えない。。
エビ?カニ?どっちだ?
これはよく見るエビですね。流石TG-7の顕微鏡モードっていう写真ですよね。
3本目はVivereというポイント。1本目と同じような砂地メインの所です。
これはよく見る大型のウミウシです。
やっとイバラダツに出会えました。ただ写真映えしないやつで残念。
これは比較的普通の形をしたカニ。
目だけ出てたら何か全く分かりませんでした。すぐに飛び出して逃げていって、またこうやって潜ります。
ナマコに寄生している綺麗なエビです。
完全に擬態したエビ。
さてこの日はもう1本。サンセットダイブでニシキテグリの産卵を探しに行きました。少し休憩したあと、17時半頃出船して近くの枝サンゴのポイントへ。産卵時間はわずか15分ほどらしくその時間を海の中で待ちます。ライトは赤色にしないと出てこないとのことで、赤色フィルターを装着したライトで探していると、サンゴの奥に鮮やかな色の魚が見えます。が、なかなかサンゴの上までは上がってきません。周りをさがしても同じでサンゴに中でかろうじて見つけることができますが、フラッシュが届かず旨く写せません。ストロボの位置を変えさあもう一回、、と思ったらタイムアップ。わずか15分、ほんと一瞬って感じでした。
この写真はツレが写した物。私はまともなのが一枚もなし。。涙
残念ながら他の人も産卵シーンを見ることはできず、サンゴの上まで上がってきたのを1匹だけ見たのが一番だったようです。
まあ経験値を得るためサンセットダイブに臨みましたが、時間も短いし、料金も高いし(普通:1800ペソ、サンセット:2700ペソ)次回はないかな、って感じでした。
3rd.Day Darilaut~MiniLog~ElPinoy
さあいよいよ最終日です。相変わらず曇りでいつ雨が降ってもおかしくない天気です。
この日の1本目はDarilautというアニラオでは珍しい漁礁ポイントです。とは言え、魚が群れているわけでなく、ウミウシなどのマクロがメインなのは変わりません。
クダゴンベがいました。色が映えますね~。
どこに顔があるのかぱっと見わからないハゼです。図鑑見ても名前わかりませんでした。
そして色々なウミウシ。
2本目はMiniLog。岩場とサンゴ礁中心のポイントです。
今回イカを見たのは初めてです。外の色に合わせて変色するイカみたいです。
とても小さなエビです。スマホに転送してからエビであったことがわかりました。
カニですよね?貝殻に住み着いているのか。
最後の緑色のウミウシは今回の最小です。米粒以下で何者なのか肉眼ではまったくわからなかったです。
さあいよいよラスト1本。
最後はピグミーシーホースを見たいとリクエストしました。
ELPinoyというポイントで水深16mにピグミーがいるらしく、その水深なら時間をかけてゆっくり撮影することができます。
到着したところは思いの外サンゴが小さく、ガイドが比較的簡単に見つけることができました。ただ1匹しかいないのかな?今回3人で潜ってますので交代で撮影会です。が、肉眼で分かってもカメラ越しに見ると行方不明、、なかなか苦戦します。後から知ったのですが、ピグミーはライトを当てると嫌がって反対向くらしく、ライトを照らし続けていたのは原因ですね。ライトをつけずにストロボだけで撮影すべきでした。それでもたっぷり時間をかけ、色んな角度から撮影するといい感じに撮れてるのが結構ありました。
下は正面からの写真です。顔が映っているのわかりますかね?
もう満足です。
あとは帰りながらの撮影です。
モンハナジャコです。いい感じに正面から撮れました。
綺麗なカニですね。
このウミウシも米粒以下。
以上、3日間マクロ三昧の10ダイブでした。
楽しかった!
今回のダイビング動画